「帰ってメシ作らなきゃいけないから、ゴメンな」
「・・・そう。じゃあ、いいわよ。」
滝川は不機嫌そうに、またどこか寂しそうに言い放って行ってしまった。
「・・・?」
上原が元気を無くしたのもさることながら、滝川も滝川でらしくないな。
そんなことを考えながら、授業は四時間目に突入した。
HRも終わり、放課後。
「さてと・・・帰って晩メシ作らんとなぁ」
なんとも爺むさい言葉を発しながら、俺は教室を出た。
校門を出ようとした時に、後ろからめずらしいやつが俺の名前を叫んだ。
「高橋ーっ!ちょっと待ちなさいよっ!!」
声の主は上原だった。
色々とあいつには殺意抱かれてるからな・・・とうとう俺の人生は終わるのか・・・。
あいつは俺めがけて走ってきている。まだまだ、十分逃げられる距離だ。
さてどうする・・・俺は
1.上原と話をする
2.猛ダッシュで逃げる